公 会 計
論
― 国・地方自治体の行政サービス、財政、会計を考える ―
担当:亀井孝文 (研究室:B5029)
プロジェクト・テーマの設定理由と内容
われわれは税金をどれくらい払っているのだろうか、年金保険料、介護保険料、健康 保険料等の負担は今後どのようになるのだろうか。年金受給額はどうなるのだろうか。
子育て支援も自治体によって雲泥の差がある。例えば、乳幼児医療費助成は所得制限 があるところとないところがあり、3歳まで無料だったり、中学卒業まで無料だったりさまざまだ。出産一時金も多いところは60万円、新生児誕生祝い金など100万円の自治体もある。
当ゼミでは、国や地方自治体の収入がどれくらいあり、その内容はどのようなものか、それはどのように使われているのか、行政サービスと料金の関係はどうなっているのか、国民・住民へのそうした情報提供はどのようになっているのかなどについて考察してい く。このようなさまざまな問題についての知識の蓄積を通じて国や地方自治体の政策を 評価できる“目”をもち、一国民・一住民としてよりよい社会の形成に関心をもち続け たい。ただ、財政論や公共政策そのものを取り扱うのではなく、常にそれらに伴う財務 情報との関係から複眼的に考察することを心がけていく。
プロジェクト研究の進め方
春学期は、主として、国・地方自治体の財政、財政制度、会計、その他広範な行政施策に関連する新聞記事等を互いに提供(順に発表)しあって、問題を発見するとともにその内容や問題解決のための討論を行う。
当ゼミにおける「プロジェクト研究」のスケジュールは概略以下の予定を考えている。 この予定に従って卒論を書き進めていけば、無理なく完成できるはずだ。
(3年生)
・ 春学期 新聞記事等を材料とした発表・討論
・ 秋学期 指定の本の輪読と発表・討論
・ 12月 卒業論文のテーマ仮決定
・ 1月最終ゼミ 卒業論文の「はじめに」(テーマ選択の理由・動機)提出 ・ 1月末 卒業論文の章と節の概要提出
・ 2月〜 参考文献・資料の収集
(4年生)
・ 春学期 卒業論文の第1章、第2章の発表と提出
・ 秋学期 卒業論文の後半の執筆と年内における90%以上の完成
・ 1月 ゼミにおける卒論最終確認(大学所定の締め切り日の1週間前)
ゼミに入って新聞の経済記事を読み、その内容に関する発表の前に十分な下調べをす るとかなりの知識が身につく。そんなことができるかどうか心配していたゼミ生もみごとにやりこなすようになる。一年もすると、問題によっては君は周りの誰よりもよく知っていることになる。ついでながら、こうした知識の蓄積は就職試験で大いに役立つこと間違いなしだ。
プロジェクト研究のための前提科目および関連科目
とくに、会計関係の科目は事前にまたは同時並行的に履修することが不可欠である。 また、「財政学」、「地域経済論」、「地方自治論」、「地方財政政策論」、「地方財政分析論」 等も重要な関連科目である。
プロジェクト研究開始までの準備
新聞(全国紙)の経済関連の記事にも慣れるようにしておくこと。最初は「大見出し」だけでもよい。次に、「見出し文」と「小見出し」を読んでみよう。トピックな問題や 関心のある問題が取り上げられていたら、記事の本文も読むようにしたい。
その他
(1) 合宿、旅行、ハイキング、飲み会などの企画大歓迎(夏は涼しい信州の高原で合宿をするのが慣例となっている)。
(2) ゼミの行事に積極的に参加する意思をもつ人、協調性のある人を歓迎。
(3) 卒論は全員のものをまとめてCD(ゼミ生の写真入)を作成、卒業式当日に贈呈。
プロジェクト・アワー
@ 10月 2日(金) 4時限 A 5日(月) 4時限
B 9日(金) 4時限 C 12日(月) 4時限
選考基準
面接によって将来の進路、関心領域、意欲等を聴き判断する。