オブジェクト指向の歴史は、1970年にゼロックスパロアルト研究所が開発した
Smalltalkという言語が始まりだとされている。
オブジェクト指向言語が出現した後、オブジェクト指向プログラミングをするため
にオブジェクト指向設計が必要となり、そして、オブジェクト指向設計をするために
オブジェクト指向分析が必要となった。このように30年の年月を経てオブジェクト
指向開発方法論が確立してきた。
それ以前の構造化手法では設計者に依存するところが大きく、提唱された品質や生産
性を得ることがなかった。この点をオブジェクト指向はカバーしたため、オブジェクト
指向方法論が脚光を浴びる。
多くの方法論が提唱されるが、モデルの書き方やモデルの種類、作業プロセスなどに
違いがあるため、有益な部分を組み合わせて統一方法論を作り、世界標準を目指した。
しかし統一方法論の世界標準化は、多種分野に適用しなければならないので、困難であった。
そこで、標準化した方法論を作るのではなく、各ベンダーごと、各分野ごとに適した方
法論を提案することとなった。統一方法論の中で、モデルの表記方法の部分だけをUML
(Unified Modeling Language)として、オブジェクト指向表記方法において世界標準とした。